東洋医学もその一部!?補完代替医療とは?

補完代替医療とは、主にがん治療の際に医療機関で行う治療に対して補完的に行うケアを意味します。
具体的には、マッサージや健康食品といったものが挙げられ、体だけでなく心をケアする心理療法もその一つに含まれています。
昔から漢方や鍼を代表とする東洋医学は、症状を緩和する手段として人々に知られてきました。
そのため現在では、補完代替医療として再び注目を集めています。

インターネットの普及により、個人がこれまでよりも簡単に治療に関する情報を得られるようになったことが補完代替医療が広まったきっかけとされています。
がんの治療に有効性があることは実証されていませんが、「病は気から」と言われるように、治療時の心の支えとして補完代替療法は有用な可能性もあります。

例えば、がん患者が痛みを抑えたり、治療薬の副作用から来る精神の落ち込みを回復するために、補完代替医療が用いられます。
精神を落ち着けることを目的とした瞑想やダンス療法、気功、太極拳などは、趣味のように考えられるため気軽に取り入れることができます。
一方、整骨療法やカイロプラティックは医院に通う必要があるため、思うように身体を動かせない患者には向かないかもしれません。
いずれにせよ、取り入れる療法によって費用が異なり、中には悪徳な業者もいることは注意しましょう。
また、どの療法を取り入れる場合でも必ず医師の承諾を得てから始めましょう。
思わぬ副作用から体調が悪化してしまうことも考えられるためです。