東洋医学と西洋医学の違い

同じ医学ではあっても、東洋医学と西洋医学はその特徴や考え方が異なります。
東洋医学というのはその名の通り、東洋、つまりアジアの東側に位置する中国で生まれたもので2,000年以上もの歴史があります。
その特徴は、体の不調に対して内側からアプローチするというもので患部に直接治療を施すというものではありません。
具体的に言えば、漢方や鍼灸などを挙げることができ体質そのものを改善して日頃から病気への抵抗力をつけておこう、というものでもあります。

反対に、西洋医学というのはヨーロッパで誕生した医学のことで元々は治療に積極的ではありませんでした。
ところが中世の頃から人体の解剖が行われるようになり、病気への対処法が考えられるようになると、薬も開発されて医学が発展するに至ります。
西洋医学では東洋医学とは異なり、体の不調にダイレクトにアプローチして治療していくものです。
とにかく不調の原因や病原を第一に考えて、それに打ち勝つための薬を用いたり手術をするため人体にとって副作用やダメージとなる可能性もあります。
つまり、西洋医学は比較的攻撃的な治療を行うものであると言えます。

両者にはこのような違いがありますが、一概にどちらが優れているとは言えません。
どちらの医学で治療をするかの基準は、不調の原因などもそうですが体質によっても変わってきます。
そのため、知人が鍼灸などの東洋医学で治ったといっても自身も同じように治るというわけではないのです。

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